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TOKYO G - LINE BLOG

東京のど真ん中に一周14.8kmの緑のループができたら、人々の生活はどれだけ変わるだろうか?都心にいながら子供が自由に走り回り、大人達も喧騒を忘れ寛いでいる。飲食店では、コーヒー片手に読書をしたり、絵画を楽しんでいる人もいる。犬の散歩の途中に友人に会い、そのまま遅めのブランチを楽しむ。車のない環境が、こんなにも快適で静かであることを人々は初めて知った。

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都心環状線は、江戸時代にお堀であった場所にできている部分が大半であり、都心3区の主要どころを全てループで繋ぎ、同時に高架になったり、掘割になったり、トンネルになったり、多様な視点から東京にアクセスすることが可能となっている。今から用意しようとしても難しいこのようなインフラのポテンシャルを時代に合わせて用途転換することによって、東京を劇的に変えることができるのではないか?

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東京G - LINEは単に緑があって木が生えている通常の公園ではない、常識を超えた、老若男女みんなが新しいライフスタイルに出会えるような場所になるべきである。今のテクノロジーを持ってすれば、日光だって関係ない。地下に地上と同じ空間を再生することも可能。東京G - LINEでは、そういった新しい公園のあり方の実験場になることを目指しており、同時にモビリティーや農業のイノベーションのきっかけにもなり得る。

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ロンドン大学のPhil Goodwin教授の、交通規制が行われると一定量の交通が「消える」という論文。人々は状況変化に合わせて、無意識に様々な選択肢の中から交通手段を選んでおり、テクノロジーの発展でより選択肢の増えた今、交通の適応能力が格段に増強されている。交通施作は、過去の統計データを元にした机上の交通需要予測でなく、とにかく実験を行い、具体的なデータを元に判断する、というのが世界の常識になっている。

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東京オリンピック・パラリンピックのレガシーとして、何が残るのだろうか?1964年の東京大会では、高速道路や新幹線が出来上がり、世界中に日本の力を魅せつけ、その後の日本の発展を支えるレガシーがあった。今大会においては「東京G - LINE」、少子高齢化をポジティブに捉えた「新しい都市のあり方」の象徴として、その仮想体験をオリンピック期間中、都心環状線を解放することによって世界に発表するべき。

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東京2020大会の成功において、輸送運営計画と交通マネジメントは肝である。そのため、時間帯やナンバープレートによって通行料を上げたり、一部の高速出入り口を封鎖したり交通量規制の試行錯誤が行われている。しかし、中途半端な両立が一番混乱を呼び、余計に渋滞する可能性がある。思い切ってシンプルに都心環状線は関係車両以外通行禁止とし、1車線は歩行者やマイクロモビリティーに解放、という手法も考慮するべき。